つくばエクスプレスの浅草駅で、ちょっとした出来事がありました。

欧米系の外国人のお客様が、きっぷを手に、改札口の前で困っておられる様子。

そこで私がジェスチャーで、
「ここにきっぷを入れて、改札の中へどうぞ」
と示すと、無事に通過されました。
ところが、今度は出てきたきっぷを取らず、そのまま行こうとされています。
慌てて、
「きっぷが出てきています。それを持って電車に乗ってください」
と、これまたジェスチャー。
しかし、そうこうしているうちに、きっぷは改札機の中へ・・・。
幸い、そこは有人改札でした。
駅員さんに、
「あのお客様のきっぷが、あの改札機の中に入ってしまいました」
と伝え、無事にきっぷを取り出してもらうことができました。
めでたし、めでたし・・・なのですが。
ふと思ったのです。
これが無人駅だったら、どうなっていたのだろう?
私が普段利用している神戸電鉄粟生線には、無人駅がたくさんあります。
もちろん、駅員さんがいないからといって何も対応できないわけではありません。
インターホンなどを使って係員さんに連絡できるのですが、
それでも、今回のように「きっぷの扱い方そのものが分からない」という場面では、
目の前に駅員さんがいる安心感は大きいな、と感じました。
さらに、最近は一部の鉄道会社で、きっぷを使わない乗車方法を導入する動きが出ています。
便利になる一方で、初めて利用する人にとっては、
どこに何をすればいいのか分かりにくいこともあるのかもしれません。
外国から来られた方にも、地元のお年寄りにも、そして新しい仕組みに戸惑う人にも。
「便利」と「分かりやすい」は、似ているようで、ちょっと違う。
無人駅の多い粟生線だからこそ、そんなことを考えさせられた、浅草駅でのひと幕でした。

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