先日、阪急神戸三宮駅から乗車した時のこと。
改札内に何やら七夕かざりがありました。
よく見ると短冊とペンが置いてあり、自由に書けるようになっていました。

電車の時間まで５分ほどあったので、私も急いで１枚書きました。
願い事はもちろん「たくさんの人に粟生線に乗ってもらえますように」。
急いでいたので、願い事を書いた紙を写真に撮るだけでその場を立ち去りました。

後日、阪神電鉄のFacebookページを見ていると、この七夕かざりは阪神神戸三宮駅長の「神戸を盛り上げたい！」という想いに賛同してくれた、阪急神戸三宮駅やＪＲ三ノ宮駅、そして神戸市交通局の三宮駅も期間を合わせて実施しているとのこと。
ならば企画元である阪神電鉄さんの七夕かざりも取材せねばと平日にも関わらず三宮に繰り出して取材してきました！
阪神神戸三宮駅は西口改札と東口改札があり、七夕かざりは両方にあるようでしたが、私は西口改札に行きました。

思ってたより数が少ないなと思ったら、好評につき順次取り外して保管しているとのこと。
みなさんが願い事を書いた短冊は後日奉納祈願してくれるそうなので、ご安心くださいとのことです(*^^*)

阪神の短冊は新型５７００系なんですよ。
持って帰りたくなるくらいカワイイ（＞ω＜）

三宮で合流した友達にも書いていただきました(^_^)

阪急で書いたのとは違うことを書こうと思い、私も１つ書かせていただきました。
願い事は「南阿蘇鉄道が全線復旧しますように！！」。
国の支援が決まった南阿蘇鉄道、１日でも早く復旧することを願っています。

なお、同様の七夕かざりはJR三ノ宮駅中央改札コンコース、阪急神戸三宮駅東改札内、神戸市営地下鉄西神山手線三宮駅改札内でも実施されています。
気になる方はお早めにどうぞ！

これだけのために三宮まで出たと言うとおこがましいので白状しますが、実は関東からやってきた友人と会うために仕事が終わってから三宮に出ました。
友人はスルッとKANSAIの3dayを使って関西鉄道の旅を楽しんだ最終日だったそうです。

訪問した鉄道の話を聞きながら、「一度行ったらもういいやと思う鉄道と、何度も訪れたくなる鉄道の違いはなんだろう？」という話になりました。
それは先日の地域鉄道フォーラムでも同じような話が出ていて、私は「会いたい人がいるかどうか」だと思いました。
日本全国、地域鉄道が厳しい状況に置かれている中で、観光客誘致に力を入れているところは沢山あります。
テレビや雑誌など、マスコミで度々取り上げられる鉄道も少なくありません。
「コンセプト列車を導入しました！」「駅をキレイに改装しました！」そうやって度々取り上げられる鉄道でも、私からすればそれほど魅力に感じない鉄道があるのも事実です。
特別な列車がなくても、特にキレイでもないボロっちい駅でも、何度も訪れたくなる鉄道もある。
じゃあ、何故そのような場所に何度も訪れたくなるのかと言うと、会いたい人がいるんです。
それは鉄道業に従事されているされている方だったりもしますし、地域の方だったりもします。
はたまた人間ではない動物だったりもします。
時には特定の人ではなく、そこで迎え入れてくれる初対面の方だったりします。
でも、その温かさが嬉しくて、何度も訪れたくなるんです。
「よく来てくれたね。この鉄道に乗りに来てくれてありがとう」。
その言葉は、地域の鉄道を誇りに思っていなければ出ない言葉だと思います。
東日本大震災で被災し、BRT化してしまったJRの気仙沼線と大船渡線、その一方で国が全面支援して復旧した三陸鉄道。
その違いはどこにあるのかという話になった時、三陸鉄道は普段から地域の方々の名前と顔を覚えていて顔を合わせると「○○さん、久しぶりだね。今日はお出かけ？」と気さくに声かけしていたのに、JRにはそれがなかったため「自分たちの鉄道」という意識がなく地域の方々も支援する気にならなかったのではないかという話になりました。
単なる移動手段ではない鉄道と地域の絆、やっぱりソーシャル・キャピタルはいろんな面において大事なのだと実感しました。
そういう意味でも、阪神神戸三宮駅長の取り組みは他社をも巻き込んですごいと思いました(*^^*)

ちなみに、みーたんも去年は自腹で七夕企画を実施したんですよ！
ヘッドマークは行方不明とのことで掲出していただけなかったのが残念でしたが、みーたんの友達で人形服を作っている人に依頼してしんちゃんに彦星衣装を製作して着せてもらえたのはとても嬉しかったです(*^^*)

窓の装飾シールとホームに飾ってある七夕かざりがマッチしていて良かったなぁ(*^^*)
最近、「次の企画は実施しないの？」と聞いていただける機会が増えたので、また年齢関係なくみなさんに楽しんでいただける企画を実施したいと思います！