HOME 粟生線ブログ駅長 みーたん

旧くりはら田園鉄道を訪ねて。

テーマ:鉄道の事例 


東北旅行の最後に行きたかった場所の一つとして旧くりはら田園鉄道を訪問しました。
時代の流れで非電化→電化→非電化という運命をたどり、最後は経営改善のため非電化になったのにも関わらず「くりでん」という愛称を残すために「くりはら“田園”鉄道」という社名になりましたが、惜しくも2007年3月31日にラストランを迎えました。
kimg09743
かつてのJRとの接続駅である石越駅前からくりでん代替バスに乗ります。
kimg9712
路線名はそのまま「くりはら田園線」でした。
kimg9715
線路跡は踏切跡などの一部を除き、ほぼ全線に渡って残っていました。
kimg9722
途中、バス停以外でも乗降できるフリー乗降区間があるおかげからかお年寄りの利用者が多かったです。
この利用者の方にとって、この代替バスはなくてはならないものなのでしょうね。
kimg9736
旧栗駒駅にやってきました。
kimg9750
駅舎はなくなり、「駅前」だったと思われる場所だけが開けていました。
kimg9746
かつては駅前だったと思われるお店で栗たい焼を買ってみました。
このように手軽に食べられる物が売っているお店が今もあることは有り難いことですね。
kimg9770
旧栗駒駅近くにあるみちのく風土館の中にあるくりでんの展示を見てから、再びバスに乗り込みました。
kimg09779
鉄道公園になっている若柳駅にやってきました。
kimg9814
隣は農産物直売所になっています。
kimg9810
駅舎は閉まっていて、乗車会のある時にしか入れないようでした。
dsc6581
レールバイクもあるんですね。
旧三木鉄道にもサイクルトロッコがありますけど。
kimg9808
せっかくここまで来たのに、ホームに入れなかったのは残念だったなぁ。
dsc06587
ただ、新たな公園施設を作っているようだったので、今後は三木鉄道記念公園のように開館している日が増えることを期待しましょう。
kimg9806
くりでん代替バスとは違う市民バスで新幹線の駅へ。
新幹線の駅を経由するとは思えないほど小さなバスでした。
おかげで荷物が座席に引っかかって乗り降りするのも大変でした。
kimg9822
くりこま高原駅から新幹線に乗車することに。
在来線や鉄道とは接続していない、残念な駅です。
例えるなら、市営地下鉄や北神急行のない場合の新神戸駅と言えば分かっていただけるのではないでしょうか。
当初の計画通り、もしこの駅がくりでんと交わる場所に作られていたら、くりでんも今頃観光鉄道になって存続していたんじゃないかと少しやるせない気持ちになりました。
kimg9823
驚いたのは駐車場の広さです。
この規模の駐車場が線路の両サイドに広がっていました。
地方から来た人がこれを見たら「この地域は公共交通をないがしろにしているのか」と思われても不思議ではありません。
藻谷浩介さんが粟生線シンポジウムで言っていた「車でも行ける、電車でも行ける」を実現させて欲しかったと心の底から思わせる駅でした。
これでは「くりでんはお荷物だけど、新幹線の駅はお飾り道具として欲しかった」と言っているも同然ですよ。
kimg09828
E5系やまびこで東京へと向かいます。
kimg9829
奮発してグランクラスに乗車しました。
kimg9834
グランクラス和軽食もとても美味しかったです。
kimg9842
お酒も飲みました。
自分で運転しなくて良いので、アルコールを気にせず飲めるのが鉄道の醍醐味ですよね。
kimg9847
鉄道の旅をするのに地元ではない大きな駅や現地までは車で行くという方も中にはいらっしゃいますが、車の運転が出来ない私は毎回公共交通機関のみを使っての移動となります。
そのため、毎回公共交通機関の有り難さを実感することになりますが、今回もそれを実感することの出来る充実した旅行となりました。


 

  この記事へのコメント

コメントはまだありません。