8月に入って、夏らしくない天気が続いていますが、皆さんいかがお過ごしですか。
神戸電鉄でも、土砂崩れや大雨による運転見合わせ、ダイヤの乱れ等があり、多くの方に
ご心配とご迷惑をおかけいたしましたが、現在は復旧し、通常運行に戻っております。
現在、「神鉄おもてなしきっぷ」や「ぶどう狩りきっぷ(三木平井山)」など、
大変お得で楽しい切符を発売していますので、是非、これらの切符をご利用いただき、
神鉄沿線のまちへと足をお運びください。
さて、8月16日(土)に第三回粟生線活性化セミナーを開催しました。
当日はあいにくの大雨だったにもかかわらず、三木会場(10時~)には38名、
神戸会場(14時~)には30名の方がお越しになり、活発な質問や意見交換が
行われました。
セミナーでは、いつもアンケートをお願いしているのですが、この日の参加者に、
粟生線に最も必要なものを「神鉄の更なる自助努力」「行政の更なる支援」
「住民の意識改革」から選んでいただくと、約60%の方が「住民の意識改革」(※)
をお選びになりました。 (※)3つすべてが必要と回答された方を含む
さらに、粟生線に最も必要な施策を挙げていただくと、「地域住民への利用の
呼びかけ」と「駅を中心としたまちづくり」など、神戸電鉄、行政、地域住民が一体
となってご利用を増やす努力をすべきだと考える方が、それぞれ30%おられました。
特に「駅を中心としたまちづくり」を挙げられた方が最も多く、このセミナーでは
「粟生線は沿線のまちづくりに必要な、かけがいのない財産。みんなで知恵を出し合い・
支え合うことが重要。まちづくり等を通じて利用しやすい環境を作っていきましょう!」
と訴えていますので、それが皆さんにも受け入れていただけているのかなと思っています。
「駅を中心としたまちづくり」は、これから人口減少社会が進展していく中で、ますます
重要性が増す施策です。神戸電鉄粟生線活性化協議会でも議論の中心をなすべきもの
ですが、なかなか具体的なものとはなっておりません。
皆さんからも、「こういったまちにして欲しい」「こういったまちであるべきだ」等の
ご意見がありましたら、協議会あて、どんどんお寄せください。
セミナーも折り返し地点を過ぎ、いよいよ佳境です。次回は「各地でどのような取組が
行われているか」を中心にご説明し、必要な施策や関係者の役割分担等について
考えてみたいと思います。
(報告:神戸電鉄)