「守ろう僕らの通学路」「乗って残そう粟生線」これな~んだ?
正解は、小野工業高校の生徒が作った「水素吸蔵合金で走る燃料電池鉄道」。
8月24日(日)高校生カフェとともに近隣の高校生たちが開催したイベントで小さな
お子様を乗せて走っていました。その一角には、粟生線の窮状を伝える看板が…
(生徒さんの自主制作です)。
高校生カフェは、小野工業高校生活創造科の生徒さんが、実際のお店とコラボして
料理を提供するといった体験型学習プログラムの一環で、8月22日(金)~24日(日)
の3日間、粟生駅のコミュニティレストラン「Ao-mercato野菜ごはん」さん
の中に期間限定でオープンしたお店です。
24日(日)には、このお店を盛り上げ、また粟生線やJR加古川線、北条鉄道など
公共交通の利用を呼び掛けようと、小野高校、三木東高校、社高校など近隣の
高校生も参加してイベントが行われました。
各校とも、体験学習的な意味合いで参加されていて、三木東高校さんは、「メロン風
ぶどうパン」やピストリーナマツヤマさんの「電車パン~神鉄粟生行き~」を、
小野高校さんは神鉄のハッピートレインをイメージした「ハッピートレインケーキ」を、
社高校さんは「三草茶アイス」をそれぞれ販売されていました。
そして、このイベントのホスト役である小野工業高校さんは、ご紹介した高校生カフェや
燃料電池鉄道の他にも、手芸品の販売、子供向けの工作教室など、学校をあげた取組
をされておられました。
また、会場となった「あお陶遊館」前は、高校生バンドによるライブ演奏なども行われ、
高校生やイベントを楽しむ家族連れ等で普段は見ることのない賑わいを見せていました。
やはり、地域が活性化するには、こういった若者による賑わいがまちのいたる所で見られ
ることが重要なんだと改めて感じさせられました。
この取組は、現在、神戸電鉄粟生線活性化協議会が開催している“粟生線活性化
グランプリ「粟生線未来へと続くレールコンテスト」”にも応募していただけると聞い
ており、今後、10月の応募締切までにこういった取組等が増えていくことを期待してい
ます。
また、高校生や大学生だけでなく、一般の市民の方にも、「粟生線を残すために自分
たちができること」を考えていただき、自分たちのできる範囲(普段の生活の延長線上)
での取組を行っていただけるよう、協議会としても取り組んでいきたいと思います。
なお、当日、たくさんのスマイル&メッセージをいただきました。こちらについても、近
日中にアップしますので、楽しみにしていてくださいね。
(報告:神戸電鉄)