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貴志川線への支援継続決定。

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今回は粟生線から少し離れた話題をしたいと思います。
今年度末に財政的支援が終了する和歌山電鐵貴志川線について、県と市が来年度から10年間の支援継続が決定したと本日ニュースが入ってきました。
南海電鉄時代に存廃問題が起こり、市民の存続運動の高まりを受けて新会社での存続が決まった貴志川線。
けれどもそれは永続的なものではなく、行政的支援が得られるのは10年間の期限付きでした。
たま駅長の起用や従来から運行していたいちご電車に加えておもちゃ電車・たま電車なども運行して観光客を呼び込み、一見危機は回避されたかのように思われましたが、観光客は増えても乗客数は思ったように増えず、地元市民団体が「チャレンジ250万人あと4回多く乗って永続させよう」と銘打ってキャンペーン活動を行い、運賃収入での自立を目指していました。
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うめ星電車の発表がされたりと盛り上がりを見せていたものの財政的支援は年度末に期限を迎えておりどうなるかと思っていましたが、今日のニュースで取り敢えず向こう10年間は存続が決定したので安心しました。
しかし、貴志川線に限らず存続支援活動をしている市民団体はそれぞれ問題を抱えています。
特に問題なのが活動している人の高齢化です。
活動と言うのは基本的にボランティア活動なので、経済的にも時間的にも余裕があり、活動を継続できる人と言うのは60歳以上がほとんどになってしまいます。
そしてその人たちだけで活動していると毎年平均年齢が単純に1歳ずつ上がっていき、気が付くと70代ばかりになっていたという事例も珍しくはありません。
だったら若い人を取り入れたらいいじゃないかと高校生や大学生に活動させている場所もありますが、部活や授業の範囲内だけでの活動だと学校を卒業したら県外に進学や就職をし、沿線に定住してもらうという基本的なことすら実現できていないことも多いです。
本来ならば沿線に住み、結婚して定住してくれる20代から50代の方に活発に活動してもらうのが良いのでしょうが、ただでさえ仕事やプライベートに忙しい現役世代に余暇時間を使ってまでボランティア活動をしてもらうことはなかなか難しいです。
それでもお金や名誉を欲せずに活動している人もいることはいるのですが、その意欲を削ぐような心無いことを言う人がいることも事実です。
「無理のない範囲内で」とはよく言うものの、上手くいってる鉄道というのは事業者も行政も住民も、休みがないんじゃないかと思うくらい活発に動いているところが多いです。
特に、ひたちなか海浜鉄道として存続した湊線は新会社移行までの半年間、行政の方は1日も休まず奔走したそうですよ。
えちぜん鉄道は5千万円、万葉線は1億円を新会社設立にあたり住民が出資したことで知られています。
動かずに口ばかり出すのではなく、せめてお金と言う形で支援してくれないかと思うこともあります。
何はともあれ、みんながやりがいを持って活動を継続できるような環境が必要だなと常日頃思うのでした。
ちなみに、貴志川線の来年度からの財政的支援は赤字の補てんではなく、老朽化した設備の整備費用として支援されるそうです。

ニュースを見て思うことがあったので、久しぶりに少し難しいことを書いてしまいました。

さて、神戸電鉄も新しいニュースが飛び込んできました。
12月12日に神戸ディスコトレインが走ります。
メインDJはKiss FM KOBEでもおなじみのターザン山下さんです。
参加費は2000円(チケット2枚付き)です。
チケットで飲み物やスナック類と交換することが出来ますよ。
今回はアルコールもありますよ(*^^*)
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そして12日と13日には谷上駅停車中のハッピートレイン内で「ハッピートレインカフェ」が去年に引き続き開催されます。
今年はスイーツセットの他、オードブルセットもあります。
カクテルやスナック類の販売もあるそうですよ(*^^*)
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ターザン山下さんやJayCeeさんって三木市にゆかりがある方なだけに、せっかくなら志染駅とかで開催してほしかったなぁと思いました。
あと、同じ日に開催されるイベントは同じ日に発表してほしかったなぁと(-_-;
(粟生線関係のは13日に発表されてたので)

そうそう、昨日告知させていただいた大都市交通センサス(鉄道利用者調査)ですが、ツイッターでもお知らせしたところたくさんのシェアやいいねをしていただけました(*^^*)
調査系は関心が低いかなと思ってお知らせさせてもらっただけに、意外と関心が高かったのが嬉しかったです(>ω<)
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ちなみに、封筒を受け取られていない方でも前日に鉄道を利用した方ならインターネットからメールアドレスを登録することによりアンケートに答えることが出来ます。
詳しくは国土交通省のHPをご覧ください。

 

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