続・今日は「あの日」から20年・・・。

テーマ:5.沿線点描 


 

最後まで不通となっていた湊川~長田間は、当初予定されていた8月上旬の

開通予定を約一か月半も繰り上げ、神戸高速南北線の新開地~湊川間とともに

1995年6月22日、全線が無事復旧しました。

震災発生の1月17日から、156日振りの全線開通です。

 

復旧した湊川~長田間の大カーブを行く3017F。

復旧した湊川~長田間の大カーブを行く3017F。

 

再び実家を訪れた7月上旬、待望の全線開通を果たした神鉄沿線を訪れました。

 

市内では復興の槌音があちこちで響いていましたが、復旧した軌道を力強く歩み、

普段通りに眼前を過ぎていく電車の姿に、思わず熱いものがこみ上げてきました。

 

長田を発車して新開地へ向かう5000系。臨時設置されていた渡り線も撤去されました。

長田を発車して新開地へ向かう5000系。 臨時設置されていた渡り線も撤去されました。

 

ニューフェイス5000系にも、新たな仲間が2編成加わりました。

強力な復興の担い手として、活躍する後ろ姿が頼もしく見えたものです。

 

新たな戦力に加わった5006F。沿線にも少しずつ、普段の姿が戻りつつありました。

新たな戦力に加わった5006F。沿線にも少しずつですが、普段の姿が戻りつつありました。

 

湊川駅の壁面も、美しく復旧されました。

湊川駅の壁面も、美しく復旧されました。

 

新開地駅にて。「神戸電鉄全線開通」の文字に、復興へ向けた力強さを感じます。

新開地駅にて。「神戸電鉄全線開通」の文字に、復興へ向けた力強さを感じました。

 

神戸高速東西線の全線開通は、この後の同年8月13日。

崩壊した大開駅が復旧を果たしたのは、その翌年の1月17日のことでした。

復興に携わった多くの方々へ、改めて感謝の意を伝えたいと思います。

 

震災を経験した者の一人として、20年を迎えて心を新たにするとともに

この思いを風化させる事なく、次代に伝えていきたいと思います。

 

新開地駅にて。

新開地駅にて。

 

 


 

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