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みーたんの雑学講座。山田錦編。

テーマ:雑学講座 



たまには沿線にまつわる雑学を紹介したいと思います。
三木市と言えば、大きく3つが挙げられると思います。
広野ゴルフ倶楽部にも代表されるように西日本で一番ゴルフ場が多いことで有名、そして大工道具に代表される金物のまち、最後に酒米の王様・山田錦の名産地です。
クールジャパンと言えば日本酒、日本酒と言えば山田錦なのに、意外とちゃんと知ってる人が少ない!
…と言うわけで、以前別の肩書の時に取材させていただいたレポートを元に山田錦についてお伝えしたいと思います。
これであなたも明日から山田錦通?

取材はJAみのりに行きました。
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収穫シーズンとあり、敷地内には見渡す限り山田錦の米袋で埋め尽くされていました。
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このように米袋に専用の器具を使って米粒を採取し、階級を決めます。
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米粒の中心部に白い核みたいなのがあるのが見えますか?
これが「心白(しんぱく)」です。
この心白が中心にある米粒が多いと階級が高くなります。
また、日本酒は酒米の精米歩合によって大きく5種類に分類され、中でも最高級の大吟醸酒は50%以上も磨かれているんですよ。
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山田錦の田んぼにやってきました。
山田錦は他の稲に比べて背が高くて病気に弱く、栽培が難しいと言われています。
この時ももうすぐ台風が来るので稲が倒されてしまう前に急いで収穫作業が行われていました。

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現代ではほとんどコンバインで刈ってしまうのですが、稲刈り体験もさせてもらいました。
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もちろんコンバインにも乗せてもらいましたが、車の運転すら下手なみーたんは操作してもらいっぱなしでした。
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コンバインが収穫したお米でいっぱいになったら移し替えます。
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なんとこの1つだけで1300リットルも入るそうですよ。
収穫最盛期には田んぼとライスセンターを何度も往復するそうです。
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ちなみに、このJAみのりで収穫された山田錦は「水芭蕉」と「秘幻」に使用されています。
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山田錦は兵庫県が名産地と言われていますが、中でも環境が適している三木市と加東市の一部は特A地区に指定されていて珍重されているそうですよ。
(特A地区=階級が高い、というわけではないのであしからず)

「兵庫県特A地区山田錦使用」と書かれた日本酒があれば、三木市で生産された山田錦が使われているかもしれませんね。
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ちなみに、酒米は食用米と違って普通に炊いても美味しくないそうです。
でも最近は山田錦を使った食品が多いですよね。
実は昆布を入れて炊くと普通のお米と同じような炊き上がりになって美味しくいただけるのだそうですよ。

いつもは何気なく見ている田んぼの稲にこんな秘密があったなんて、すごいですよね(*^^*)

 

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