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北陸における鉄道の事例・万葉線。

テーマ:北陸の鉄道 



粟生線とは離れてしまいますが、先日視察に行った北陸の鉄道について何回かに分けて紹介したいと思います。
「なんだ、粟生線とは関係ないじゃないか」と言わずに、事例の一つとしてご覧ください。
「どんなことがヒントになるかな?どんなことが粟生線でも活かせるかな?」と考えながら見てもらえると幸いです。

まずは万葉線に乗ってきました。
万葉線は高岡駅を起点に越ノ潟駅まで伸びている路線です。
以前は駅前までしか路線が伸びていなかったのですが、高岡駅のリニューアルに合わせて駅ナカにまで乗り入れるようになりました。
ただ、JRやあいの風とやま鉄道に乗り換えようと思うと一度2階まで上がり改札を通り、列車に乗るためにはまた1階のホームまで降りなければいけないのは少し不便かなと思いました。
また、北陸新幹線開業に伴うJR在来線の第三セクター化により、2014年に来た時よりもお客さんが減っているように見えました。
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まずは万葉線本社まで行き、車庫を見せていただきました。
富山県は新聞社さんが熱心らしく、3社も新聞記者さんが待ち受けていました。
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お話しを聞きながら、取材を受けました。
翌日、3社の新聞に掲載されましたが、どれが私かはバレバレですね(^_^;
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万葉線の車両の色は何故赤なのか。
「赤字の赤!」と言いそうですが、色々理由があって、その中でも「万葉集は恋の歌が多い。恋と言えば、情熱。情熱の赤」というのが印象に残りました。
ちなみに、第三セクターとして存続後に導入されたこの超低床式車両アイトラムは人間工学に基づき、全てに拘ってデザインされた車両なんだそうです。
車内は車いすで通りやすい、当たっても大丈夫なように角がない、つり革がどこからでも握りやすい、座席は長時間座っていても疲れないのはもちろん、こういう車体の文字の大きさの1つを取っても拘ってデザインされているんだそうです。
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みーたんの好きなアニマル電車ことねこ電車も見せてもらえました!
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ちなみに、こちらはかつての主力車両で除雪用に改造された車両。
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2012年にプラウ除雪車がデビューしたことにより引退したのですが、この冬の大雪では歯が立たず軌道に積もった雪が氷になってしまい、何日間にも渡って運休してしまったことは全国ニュースでもしていたので知っていました。
昔の車両は頑丈で重いので除雪できていたものが、新型では歯が立たないというのは意外でした。
そう考えてみると、雪が降っても除雪車が必要ではない神戸電鉄はまだ恵まれてる方なんだなぁと思いました(^_^;
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車庫見学の後は「陽だまりの湯」に行きました。
ここは万葉線の車内で乗車証明書を貰って入浴すると、高岡駅までの帰りの乗車券が貰えるのです。
地域のお店が地域の鉄道の利用促進のために協力してくださるって有り難いことですよね(*^^*)
当日鉄道利用者への待遇というと粟生線だと陶遊館アルテがそうですが、もっとそういうお店が増えてくれるといいなぁと思いました。
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高岡駅までの帰りはドラえもんトラムでした。
高岡市は藤子・F・不二雄先生の出身地でして、生誕80周年を記念して2012年から運行されています。
運転台にはドラえもんが乗務している他、
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天井にもドラえもんキャラクターのイラストが!
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反対側の先頭にはドラミちゃんが(*^^*)
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車両の中間部にはドラえもんと背比べ出来るコーナーもありました。
こういう遊び心って面白いですよね(*^^*)
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恒例の記念写真も撮りました(笑)。
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ちなみに、高岡駅にはオリジナルの消印が押してもらえるドラえもんポストもあるんですよ。
高岡駅を訪れた際には記念に投函してみて下さいね(*^^*)
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加越能鉄道時代に存廃問題が起きて市民が立ち上がったことにより、高岡市と旧新湊市が中心となって設立された「万葉線」。
万葉線存続のため、住民が出資したことからも「第四セクター」とも呼ばれ、市民参加型鉄道の元祖とも言われています。
北陸新幹線開業に伴うJR並行在来線の第三セクター化により観光客の減少で厳しいようですが、これからも走り続けて欲しいです。

 

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